長谷寺は、臨済宗相国寺派に属する三重県津市にある寺院です。山号は近田山(きんでんざん)、長谷寺と書いてちょうこくじと読みます。
津市街の西方にある長谷山の南西中腹に位置し、麓の片田長谷町から続く参道を上りつめたところには毘沙門天と六観音の石仏があります。これらは藤堂高虎公が文禄年間に大陸よりもたらしたものと伝わっております。
当山の開基は徳道上人で、その創設については大宝年間(701~704)と伝わる。大和の長谷寺を模したものとして多気郡多気町にある真言宗山階派の近長谷寺に対し遠長谷寺とも呼ばれております。