石仏「毘沙門天・六観音」

毘沙門天

仏教の守護神で多聞天ともいい、持国天(東)、広目天(西)、増長天(南)と共に四天王の一人で、北を守っています。単独で 奉られているときは毘沙門天、四天王で呼ばれるときは多聞天と言われるそうです。身の丈約六尺(180cm)、甲冑をまとい、邪鬼の上に立っています。この毘沙門天像は藤堂高虎公が文禄年間に大陸より持ち帰ったものと伝えられております。


六観音

六道(地獄・鬼畜・餓鬼・修羅・人・天)の救主に配される6体の観音で、一般的に天台系では聖観音、十一面、千手、不空羂索、馬頭、如意輪を以て六観音とし、真言系では不空羂索の代わりに准胝観音を加え六観音としているが、当寺の6体の観音像は藤堂高虎公が文禄年間に大陸より持ち帰ったものと伝えられ、異国風の石仏で如意輪観音と聖観音とみられる六観音像である。